薔薇少女(ローゼンメイデン)とニャンチュウat 2004 11/19 03:20 <★159'>編集
近頃深夜アニメや深夜映画をよく観ている。全部たっくんのせいだ。今日も1時に寝て、1時45分に愚図られるという最悪のコースを順調に辿っているため、こんな夜長は寂しくて(ダンナ爆睡してるし)テレビでもつけてなければやってられない。今日はジャッケさんとメッセンジャー中継して酒を飲んでいたりしている。 私はジャッケさんやおーちゃんという仲間には(PSOっていうところがかなりマイナーだが奇跡的かもしれない)恵まれているし感謝している。産後鬱とか、最中にはっきり言ったわけではないが、いわゆる睡眠障害というのが来る。その時に、深夜族として延々チャットに付き合ってくれる人間が居たというのは、どれだけ励みになったか知れない。今でもこうやって心穏やかに生きていられるのは、ダンナやたっくんという家族だけのおかげではなく、不安でいっぱいだった私に、「独身でも結婚しても子供できても、全然変らないし」みたいなことを、ある意味一言も言葉でそう言ったわけでなく、体現してくれたっていう意味では非常に貴重な人々だ。 少なくとも、産前産後で全く変らなかった。私自身もそうありたいと思っていたっていうのもあるけれど、実際そう言う人が特にその件については語らず、ただ今までの日常を貫いてくれると、こっちもそれなりに落ち着くものだ。
で。 タイトルの話になるが、近頃そんなわけで、木曜日の夜は、「ジパング」→「ローゼンメイデン」というアニメをなんとなく見ることにしている。何故かここ1ヶ月は確実にたっくんがこの時間帯に起きているので、私も当然起きるからだ。どうせなら、観て楽しい方がいい。 ジパングは、なんだかんだ言って結構期待してみてる。原作を知らないけど、「かわぐちかいじ」という作者が期待を抱かせる。(笑) ローゼンメイデンは実はそのおまけだった。 なので、最初の方、実はよく覚えてない。 覚えているのは、「すげーこれがゴシックロリータ(?)っていうやつか。ゴシロリってこれかあ」という感想ぐらいである。 それと、「なんとなく主人公の髪型のパースが狂ってるような気がする。そもそもは同人誌なのかこれは」というどっちかというとマイナスイメージで、音だけ聞いていたんだが、更にマイナスイメージで、「なんか主題歌・・・ヘタクソだ。なんていうか、アレを思い出させるなアレ」
アレというのは、昔、サイキックフォースというゲームがあり、一時コミックマーケットでもスペースが広く取られたぐらい人気があったことがあった。そのサイキックフォース、無駄にいろんなCDが発売されていたのだが、その中に、ある歌があって、ミョーにヘタクソなコーラスだったのだ。 その収録された歌、なんと発売元タイトーの社員の女子を集めて歌わせたというものだったらしく、当然素人なので、どう調整しても「ヘタクソだよね・・・?」みたいなコーラスに仕上がっていたのだ。 このローゼンメイデンの主題歌は私が聞くとどうしてもそれを思い出させるのだ。(汗) まさかまたタイトー社員(女子)が歌っているわけでは・・・と考えさせるぐらいのヘタクソさだ。どうしよう、プロだったらごめんとしかいえないけど、そうだな、安田成美の風の妖精クラスの歌声だと私は思っている。 余計嫌味か・・ ちなみにダンナは、安田成美のファンで、その昔風の妖精と、風の谷のナウシカという曲を聞いて「俺の方が上手い」と頼まれても居ないのに、安田成美のかわりに俺が歌う!と、以来ずっとレパートリーの一つにしている男なのである。 どんなにヘボでも、男が歌うより、女が歌ったほうがマシなんじゃないのかと私はたまに思うのだが・・・ どーでもいいが、私とダンナ、まだお知りあい程度の時代カラオケに一緒にいったことがあるんだが、凄い勢いで「風の妖精」を歌ってくれて、内心「この男とは絶対結婚ありえないな」と思っていたのになにを間違ったか結婚した上にたっくんまでいるわけだから、人生とは解らないものである。
更に、話は戻るが、このローゼンメイデンの主人公「桜田ジュン」という少年が、なんか全体的に髪型といい、パースが狂っているというか、デッサンが狂っているというか、危なっかしい感じがするんだけど、同時に郷愁を感じさせて目が離せない。なんでなんだろうと、昨日ずっと風呂場でアロマオイルいれたバスタブに浸かりながら考えていたんだが、はたと思い当たった。 やはり、その「サイキックフォース」の私が愛してやまないキース様の、当時の同人誌(書店で販売してたアンソロジーの方)でよくみかけた、「スクリーントーンがビミョーにはみでてたり、けずれてたり、えぐれてたりする、素人臭い感じのする漫画の絵」にソックリなんだと気づき、「あーそういえば、なんとなく危なっかしい感じの絵でも、ストーリーよければ私観ちゃってたし、そのうちなれて、逆に味があるじゃんとか思っちゃってたんだよな~、たしか何冊か買ってあったからあるはずなんだが何処にしまっただろう」ってしみじみ思ったわけです。
さて、ここで話が終れば、私も特に日記になんか書かなかったと思うんですよね。 単なる思い出話というか、懐かしいなーという回想録にしかならないし。
話はいきなり飛びますが、 子供を産むと今まで自分のカバー範囲内でなかった番組もカバーされるようになります。 ダンナ曰く、「仮面ライダー」とかいうけど、今の仮面ライダーってさ、なんか 大人の方が白熱してねーすか? いや、気のせいだったらいいんですけど。 たっくん、現時点視線無視の方向行ってるけど、どーよそこんとこ。
そうじゃなくて、ひらけポンキッキとか、ピタゴラスイッチとか、タイニープラネットとか(放映終了)いろいろあるじゃないですか。 そういうのです。 0歳児だとまだまだってところはありますが、何気にチェック入ります。私はチェックしちゃってます(笑)あんぱんまんとか、私はどーでもいいですが、たっくんもそろそろ テレビをつけてると、観てるなって思うようになってきたからです。 HNK教育ははっきりいって「基本」ですよね。私はそう思ってるのですが、いかがでしょうか。 その中に、「ニャンチュウ」というのが居ます。
このニャンチュウの声をやっている方を津久井教生(つくいきょうせい)といい、舞台俳優にして、声優にして、なんでか調理師免許をもっている方です。私より確か9歳上だったと思うので・・・・・でも墓穴なので計算しないでおきます。
というのが大体正解じゃないでしょうか。 なんでそんなに細かく言うかっていうと、この津久井さん、バイタリティーというかカバー範囲が大きい人なんですよ。 私が大好きなサイキックフォースの キース・エヴァンス という 19歳の美貌の青年役(声)から、ゲイツ・オルトマンという仇役(声)のダブルキャストもこなしてます。 一体どんぐらい声の数があるんだっていうぐらい、あの人はホントに声が変るので(変えるので)わかんない人なんですよ。 そう、彼はニャンチュウの声役の方なのです。 =幼児に人気 その昔はみんなのお兄さん役もやっていたとか、ボンレスハムだかミロだかのCMに出てたとか(私が生まれる前なのでは?!)いう噂もあります。確かめた事ないんですよ。(笑)
その彼が、このローゼンメイデンに出てくるテレビ番組の、「探偵くんくん」役をやっていることに突然気づき、私は途中で、3mぐらいビールを吹いちゃったわけです。 そこでやっと本題なわけですね(笑)
そう。 なんかこの主人公、同人誌のキース様思わせて憎めないね。私はキース様好きだしね。とかやっている横で、本当のキース様(声だけど)が、第二主人公みたいにでばっているアニメだったわけです。 正直動揺しました。 慌てて、今日一緒にチャットしてたジャッケさんに「つっくんいるよ!また騙された!全然わかんなかったッ」とフォローしたぐらいです。 なーんかキース様思い出すんだよね~このアニメ見るとさーと言っていたのが「わざとでしょ」とか後から突っ込まれそうだったので、「ちゃうちゃう、ホントに知らなかったんだって!」って言いたかったんですよね。
更にこれは個人的なことなのですが。 津久井さんは、私とダンナの仲人代理をしてくれた人です。 ちなみに当時の仲人代理とおもわしき立場にたったのは、3名様。
温泉にも一緒にいった てれすさん アオキさん(タイトーの方)と、津久井さん の3人で、てれすさんは式の全体の構成を、 アオキさんは 乾杯などの〆役、 津久井さんは司会をやってくれました。
全員タダでやってくれました。 ので、後から借りは返すといい、てれすさんとアオキさんに関しては大分返したつもりでおります。夕食タダとか飲み会はうちをどうぞ使っていただきたいとか、そういう細かいことなのですけども。
でも、声優で舞台俳優のつっくんには未だになーんにもお返ししていません。 結婚したその年にお歳暮贈ったぐらいです。 まがりなりにもっつか、彼は現役の声優にして司会者であり俳優さんです。 普通に彼を結婚式の司会者として雇ったら、何十万すんだよっていう世界のところを、 わけのわからない縁で「タダ」でやらせてしまったというのを、8年経った今もずっと気にしているのですがお返しする術もわからないままずるずるとこうなっちゃったと思ったわけです。
ちょっと鬱・・・。
結婚前、私は結構いい友人に恵まれてました。特に野郎(男)には恵まれてるどころか、かなり素晴らしい環境だったと思います。 なんていうか、男女の友情は存在しないって良く言いますが、私に限っては男女の友情ってあるよなあ・・・と真剣思ってますし、未だにあると思ってます。こう書くとすげえ反論きそうですが、私は友情だと思ってます。 なんで男女だと友情存在しねーんだろうなあ?って逆に未だにわかんないです。私は。
結婚するとき、津久井さんがうちの台所でごはんつくりながら、なんか私に説教っていうか、結婚後の格言? なんだろう・・・をくれたことがありました。 8年前は若かったのでちと理解しずらいこともあったのですが、今は何となく解るような気がしないこともありません。 完全に解ったというのにはおこがましいので、なんとなくと言っておきます。
産後鬱でへんな連絡の仕方をしてしまい、その後恥じのあまり連絡とれなくなってたのですが(迷惑だろうし)もう一度私から連絡をとるべきだなと思いました。 私というより、ダンナのために。 ダンナは私とちがって温厚なので、色んな人に好かれます。 この話は私というより、ダンナと ○○という世界観の話なのかも知れません。 8年ほど前、私の前には男女という感覚を超えた、ひとつの連帯感と友情が確かに存在しておりました。 女性の方も居ましたが、当時の女性の知り合いは全滅し、今残ったのはだんなを筆頭に男性の方だけです。
それを教訓に、おーちゃんやみあさんやしょーてぃさんという女性の友人を作れたという意味では私も当然成長したわけですが。
津久井さんに言われた事があるんですよ。 結婚ではなく、友人というかその時の人間関係において、ダンナを選ぶということによって、今の色んな人間関係の幾つかは、永遠になくなってしまうだろうということを。 でも、自分にそれを相談するってことは、お前はもう決めているんだから前に進めといわれました。 なんか感動したんですね。 一つのそれが原点であり、背中を押してくれた最高の賛辞(ことば)だったと今でも信じています。
って、本人「俺そんなこと言ったっけ?」って9割ぐらい忘れられてそうだけどさ(野郎なんてそんなもん)
でも、まあ、女としての特性で 「しつこく」「執念深く」「ねちこく」、 感謝したり、美化しててもいいと思うのです。プラスにね(笑)
深夜アニメに青春の残像を見た瞬間でした。 よし、なんか鬱にもなったが、頑張るぞ。
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